妖狐
能力
ルール
妖狐はネット人狼ではメジャーな役職であるが、カード人狼での採用率はその他の基本役職に比べるとやや劣る。ルールの揺れもメジャーな役職の中では大きいほうである。妖狐を採用してゲームを行う場合は、ルールの確認を事前に行うのが望ましい。
互いの認知
主要なネット人狼では、妖狐が2人以上いるときは互いに把握し、会話できる(念話)。
ただし、人狼パーティーでは互いに知ることができない。また、えけけ鯖では念話ができない妖狐と念話ができる鼬が存在する。
カード人狼においては妖狐が複数枚収録されることがないため、ルールが規定されていることは稀である。
人数カウント
ゲーム終了の判定の際、妖狐は村人としても人狼としても数えないルールが広く普及している。しかし、タブラの狼では、村人として数えることになっている。
どちらにも数えない場合、ゲーム終了のタイミングを司会者が見落とした時に誰も指摘できない。また人狼が勝利を期待するより早いタイミングで終了してしまう。
占い師が襲撃された場合
占い師が妖狐を占うと同時に人狼に襲撃されて(またはその他の死因で)死亡した場合、妖狐は死亡するか否かについて、ルールの差異が見られる。
ネット人狼でも扱いが分かれており、例えばわかめてサーバー等では死亡する一方、人狼式では死亡しない。
カード人狼の中ではうそつき人狼が死亡しないと規定しているが、規定が無い製品が多く、その場合の裁量は司会者に任される。
夜の行動が実際には同時並行で行われると解釈すると、死亡するとみなすことになる。
名称
初出のタブラの人狼及び人狼BBS(E国)やその派生サーバーではハムスター人間と呼ばれている。より最近の製品においてはカード人狼・ネット人狼ともに妖狐の名称が主流であるものの、それ以外にも様々な呼び方をする製品がある。例えば、狐憑き(人狼~嘘つきは誰だ?~カードバトル)、魔人(赤月の人狼)、妖精(人狼議事)、妖魔(ねじれ天国)という名称が存在する。
妖狐の名称の由来は、ウルティマオンライン上で遊ばれていた人狼において、ハムスター人間を指すアイテムとして使われた毛皮からと考えられる。ハムスター人間という名称が伝わらずに、あるいは能力から連想できずに毛皮と呼ばれ、毛皮から狐・狐から妖狐と変化してして広まったと見られる。